孫が欲しい

週末の売り場では、お孫さんを連れた年配の方の姿をみかけることが多い。3階には私の担当の文具売り場の他に、食器売り場、寝具、子供服、そしておもちゃ売り場があるので、家族連れのお客様が多い。

 

日曜日、売り場に2才ぐらいの可愛らしい女の子がおじいちゃんと一緒にやってきた。「おじいちゃん!」と呼ぶ声があまりにも可愛らしいので、声のする方を見ると、シニアの男性が女の子の手を引いて歩いていた。その男性の顔ったら、顔の筋肉が溶けてしまったかしら、と思うほどの表情をしている。微笑ましい二人の姿を見たら、とても羨ましくなってしまった。

 

同じ日曜日、私の前に赤ちゃんを抱っこした若い男性が立ち、「こんにちは!」と挨拶された。4年ほど前に、野菜売り場でバイトをしていたF君だ。「あら、あなたいつパパになったの?」と聞くと、去年結婚したのだと言う。4年前は大学生で、卒業して就職した時も顔を見せてくれたことを思い出した。パパにそっくりな生後4か月の男の子は、新米パパの腕の中でにっこりと笑ってくれた。

 

孫が欲しい・・・子ども達はまだ誰も結婚していないのに、無性に孫が欲しくなってしまった。孫から「じぃじ!ばぁば!」と呼ばれる日はいつ来るのだろうか。